【注目記事】初めは一目惚れだった。

漢方薬に保険が効くようになった経緯

1 名前:以下、はてなにかわりまして元増田がお送りします。 投稿日:2009/11/28 14:57:46
経緯

  • 1967年10月、国は事務局長通知の形で、製薬会社が新薬を申請するときに、二重目隠し法による臨床試験のデータを提出するよう規定
  • しかし、1967年10月以前に許可された医薬品は既得権として免除
  • 1970年にこの問題が国会で取り上げられ、1971年から旧薬の再評価の申請を受け付けた。
  • 提出すべき二重目隠し法による臨床試験のデータを持たない漢方製薬会社は最大の危機に見舞われた。
  • その当時、中国では圧倒的に不足していた西洋医と西洋医薬品を補う苦肉の策で、西洋医学と中国医学を併列させる洋中合作の医療体系を確立していた。
  • そのことが、日本国内で「漢方・針・灸」に西洋医学と対等の評価が与えられたかのような幻想が広がり、マスコミもそれをあおり続けた。
  • 漢方の大手メーカーが市民運動を企画して、「東洋2000年の歴史が証明している漢方を健康保険に採用せよ」と多数の医師や市民の署名を厚生大臣に提出。
  • 当時の日本医師会会長の「武見太郎」氏が行政干渉を行って漢方薬を無審査で保険に収載するように行政に圧力を掛けて実現。1976年。
  • 「武見太郎」氏はその4年後の1980年に胃ガンの手術を受け、1983年12月に死去
  • 「武見太郎」氏の死去と同時に厚生省医務課保険局長の「吉村仁」氏が漢方薬削除の方針を打ち出す。
  • しかし、東洋医学界の理事であり、健康保険対策委員長であった「菊谷」氏が反対運動に取り組み阻止した。

わたしの見方

  • 漢方薬はそれぞれの効果が不透明なまま、無審査で政治的に保険が適用された。
  • 今回の保険適用外に反対する漢方製薬メーカー、漢方医は個々の漢方薬の効果について二重盲検法でデータを提出すべき。

    • プラシーボの排除。プラシーボに保険はかけられない。
    • 逆にエフェドリンの入った葛根湯のように劇薬なものもある。

  • データを見て有効なものだけ保険適用にする。(ゼロベースでの見直し)
  • データに基づかず、署名運動など政治的な圧力での保険続行は禍根を残す。

http://anond.hatelabo.jp/20091128040524
4 名前:以下、はてなにかわりまして増田がお送りします。 投稿日:2009/11/28 18:50:12
あなたのいう『二重盲検で集めるデータ』というのは「対症療法」を主眼に置く発想に基づくものだよね。
そのことによって薬効が確かめられる薬というものの効能を否定するわけではないけれども、それだけが
「効能」の在り方だとは思わない…人も多いから、多くの現場で漢方が処方される現状があるのでは。


それとも、西洋医学を専門に学んだ多くの人が、呪い的信仰に乗っ取って、あるいはそういう患者に
押し切られて、保険の無駄遣いと思いつつ漢方を処方しているのだと思うわけ?


漢方が「効く」仕組みを説明することは、将来的には不可能ではないと思うが、現時点ではその効能を
「データ化」することはできないと思う。だから政治的であれなんであれ、残るのは良いことだと思うよ。
現場の知恵や実感というものは馬鹿にできないと俺は思う。
5 名前:以下、はてなにかわりまして増田がお送りします。 投稿日:2009/11/28 22:28:51
>>4
あなたは、『二重盲検で集めるデータ』か「対症療法」のどちらか、あるいは両方の意味を勘違いしているように思う。
『二重盲検で集めるデータ』というのは、処方された薬にどのくらいハッキリした効果があるのかを見るためのもの。薬がどういうメカニズムで効くかは解明されていなくても関係ない。東洋医が主張する如く、「証」にあわせて漢方または偽薬を処方すれば、データを集める事はできるはず。
「対症療法」というのは、病気の根本的な原因を取り除く(感染症の元となる細菌を抗生剤で叩くとか、癌を切除するような)のではなく、症状を緩和して患者の苦痛を軽くする(解熱剤や鎮痛剤で一時的に痛み等を抑えるなど)治療のこと。西洋医学が全て対症療法ということはもちろんなく、二重盲検試験で効果ありとデータの出ている現行薬の中にも、当然、対症療法に使うものもあればそうでないものもある。
二重盲検によるデータ=対症療法に主眼を置いた発想、というのはちょっと理解に苦しむ。
6 名前:以下、はてなにかわりまして増田がお送りします。 投稿日:2009/11/28 19:05:49
まぁEBMの時代だから再評価もいいと思うよ
それで薬効が確認されている配合もあるしね
今までの処方の蓄積が「データ」じゃないって感覚はどうかと思うけどね
こういう人が「日本の文化と伝統が・・・」とか言い出したりするから
世の中面白いよね



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コメント一覧

1001  名前:  投稿日:2009年12月02日 23:18
再評価はいいことだと思う。
これできちんと効果が(統計的に、ということに過ぎないが)証明されれば、
漢方薬のメーカも自信をもって製品を作れる。
再評価しておかないと必ずあとで困ると思うよ。
メーカだけじゃなくて国民も。
ウソ八百で効果まるでなしの東洋医学のせいで社会保障費全体が重くなった!なんてことになったら誰もが怒るはず。
そうならないためには是非したほうがいい。

たとえば正露丸は今の基準では絶対に医薬品と認可されるものではない。
のにも関わらず市場では当たり前に売られていて販売が規制される可能性もほとんど見られない。
これはあるべき状態ではないよね。
医療に対する絶対的な基準をわれわれ人類は得てもいないのに、一度認定したものを撤回しないというスタンスは改めないといけない。
1002  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 00:37
「科学的データの蓄積」と「文化、伝統の継続」を一緒くたにしちゃう人って
1003  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 01:25
侵襲を考慮してない時点で医療にたずさわってない人だと分かった。
1004  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 01:44
再評価は結構だが納得のいく評価を出来る物ならしてくれ
納得できないから不満が出たんだろうに
1005  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 02:03
6のコメントも二重盲検、というかなんでプラシーボ効果を検定しないといけないかをわかってない。
1006  名前:  投稿日:2009年12月03日 02:36
再評価を嫌がる理由ってなんだろうね。
確かにコストは掛かるけど、
お墨付きをもらうチャンスを不意にするなんて。
1007  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 02:39
んー。
口を出して良いのは疫学者と病理学者と医療従事者だけにしようぜ。
これらの、土俵に上がる資格が無い人間がノウノウと声高く狂言を述べる事が許されるのが民主主義だとは判っているけれど、
喰えないだけじゃなくて腐臭を発せられては迷惑だ。
1008  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 02:41
まあこんなことだろうと思ったぜ
1009  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 09:30
日本の文化と伝統??
6は何を言ってるんだ??
1010  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 11:04
漢方の場合、医者の見立てによる部分が大きいだろうから難しいと思うがなあ。
適切な評価ができるのならもちろんいいんだけど。
1011  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 13:12
薬局で働いていた時に漢方薬ってすごく良く売れたよ
知り合いからこれ効くって聞いてねーとか言って買って行く人多かった
防風通聖散とか便秘デブの人には効果てきめんだし
葛根湯とか正露丸とか常備薬になってる家も多いだろうし
もう日常に馴染んで信用されてるもんなのに何故今更漢方排除に向かうの
1012  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 14:39
正露丸は漢方じゃないよ。
消毒薬をなぜかそのまま内服させてるわけだ。
1013  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月03日 17:45
※1012
消毒効果はないよ。
正常に服用した場合 正露丸の濃度は殺菌できるほど高くならない。
じゃあプラセボかというとそうではなく、腸に直接作用しているらしい。
http://yakushi.pharm.or.jp/FULL_TEXT/125_12/pdf/937.pdf
1014  名前:名無し 投稿日:2009年12月04日 02:41
エフェドリンはほとんどの総合風邪薬に含まれる中枢興奮薬なので全く危険視される成分ではありません。
鼻炎薬に含まれるプソイドエフェドリンなら血圧上昇の可能性があるため、高血圧の人などには使用出来ませんが…
1015  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月04日 16:51
一般の方々のもっと大きな勘違いは、事業仕分けが「官僚が作ってきた計画・予算案を合理性・データに基づいてその是非を決める『ディベート』の場」であって、「計画・予算案を政府指針に沿って作っていく『ディスカッション』の場ではない」ということだな。

ここをよく理解せずに、マスゴミの垂れ流す悪意に満ちた言説に踊らされる世論を見ると物凄く面白い、いろんな意味で。
1016  名前:はてなようせい 投稿日:2009年12月18日 02:03
http://q.hatena.ne.jp/1105121198

に漢方の二重盲検をして、効果が証明された
、って載ってますよ。



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